2016年10月12日水曜日

新潟県知事選挙

さて、選挙戦も終盤
投票日は今度の日曜日ですが・・・

私は住民日数が浅いため
残念ながら今回は選挙権がありません

候補者の公約を見聞ききしながら
ワタシなら迷わず米山隆一候補に投じるけどね、と思いつつ
県民の反応を注視しています


人口減少対策や福祉、農業、経済など、多数の課題が同時進行である中で
有権者それぞれに優先したい争点はあると思うけれども

確実に今、待った無しの帰路にあるのは
東電柏崎刈羽原発の再稼働問題だと思います

対立候補の森たみお氏も「国に対して言うことはいいます」と言ってはいるけれども
基本的な立場は・・・?

森氏は長岡市長としての実践歴があるし
政策論にもしゃべりにもこなれ感があって、比較すれば頼もしそうにも見えますが・・・

自民党から公認されているようでは
この争点を託せるとは思えません

これまで国策として原発政策を進めてきた現与党・自民党が
このごに及んでも尚、原発をベースロード電源と位置づけ
電力会社の利権のために、原発輸出のために
リスクを過小評価し、放射性廃棄物の処理方法も確立できないまま
マスコミもすっかり囲い込んだ状態で、再稼働を進めようとしている

その流れに立ち向かうというのは容易なことではないと思います


現状の森・長岡市政を見ると
中心市街地活性化のために市役所を駅前に移転し
「アオーレ」という大胆な集合施設を作った点は面白いな、と思いましたが

刈羽原発対応については、避難計画も含め、私は不満足です

刈羽からの西風をモロに受ける東側30キロ圏内に位置する自治体として
東電や再稼働に対してはもっと慎重に、厳しい立場で臨んでほしいです
(長岡は私にとってもう片方のふるさとなので、我がこととして注文します

農業、観光、流通拠点・・・
どんな地域再生政策をも覆されかねないリスク、に対する評価が
甘い(再優先課題にできない)ひとに、知事であれ市長であれ
ボスの座は、私は託せないな

森・長岡市長の知事選出馬に伴って行われる、長岡市長選挙にも注目です


国に対して県民の意思を表明するトップに誰を選ぶかは
大きく流れを左右すること

自分がどの立場に立つか
どの立場に立つ候補を支持するかを表明する選挙

投じたかったです


仮に、 (猛反対はしますが
刈羽原発が再稼働した折には
私は長岡市を永住の地には選ばないと思います


見附もギリギリだと思うけれど
避難するるには長岡よりは猶予があるかもしれない

原発というのはそれくらいの存在です

どんどん老朽化もしていくのでね
リスクが増えこそすれ減ることは無い

水と空気が健全ならひとはどうやっても生きていける
その安全を守ることは、今も昔も変わらず
その地に暮らすひとの最大の使命なのでないかな



蛇足ですが

二の次には「原発が止まっていて仕事が無くて困っている」と言うひとには
事故があったらそれどころでないよ
あなたの暮らし、あなたの世代だけのレベルでもないよ

リスクと原発の終焉について、よーーく考えてくださいね
と言いたいです

原発が稼働しないと立ち行かないような経済や
暮らしの仕組みに巻き込まれてしまっていることに
同情しないわけではないけれども

だからといって稼働する理由がとっくに破たんしている
後世に莫大な負の遺産を背負わせるこのクレイジーな仕組みを継続することに
到底賛同できない理由は山ほどある




11月には柏崎市長選挙もありますが

原発依存経済から脱する施策に全力でアイデアを練ろう!という候補を
擁立できないものですかね


人口減少を食い止めたという公務員の方の取り組みが
全国から注目されているとして取り上げられていましたが

保守大国・新潟県が、脱原発を果たし
安心して暮らせるふるさとを取り戻し
地方都市として小さくも再生を果たした最初の自治体!

になったら超かっこいいと思います

それは県民の多数が本気で望めば、叶えられなくはないことだと思うのですが