父が78歳の生涯を終えました
入院中は熱や痛みと闘い続けておりましたが
最期は大変よい顔をして旅立っていきました
家族一同出来る限り寄り添うことができ
葬儀には父を慕う方々が駆けつけてくださり
うれしい再会と出会いの中で
大変温かく心癒される時間をいただきました
実務的な慌ただしさが落ち着くにつれ
不意に押し寄せる思いもありますが
そのままに受け止め
存分に身を浸し
感謝を糧に邁進したいと思います
例年 年賀状をお送りくださいます皆様には
変わらず近況などお寄せいただけましたら励みとなります
新住所のお知らせは今月中旬頃の発送になるかと思いますが
旧住所宛てでも転送されます
これまでと同様 お力添えくださいますようお願い申し上げます
本格的な寒さに向かう折
皆様にはくれぐれもご自愛のほどお祈りいたします
12月1日告別式
雨予報だったのに会場に着いたら虹が出て
雲間には青空
穏やかな薄日射す中の野辺送りでした
この度は膵臓癌との診断で始まった闘病でしたが
父が実際に闘ったのは手術の折の感染による肝膿瘍という余病でした
肝臓自体はメスを入れていない部位でしたが
弱っていたために体内に一般的に存在する菌が飛んだとのこと
弱っていたために体内に一般的に存在する菌が飛んだとのこと
栄養と体力で克服できる範囲であると医師は思っていたようです
確かに父は幾たびも周囲を驚かすほどの底力を発揮し
三度もICUから生還しました
けれどいかんせん、実際上の身体は若くなかった
10月半ばには進行性核上性麻痺という
パーキンソン病に似た難病も診断され
症状の進行とリハビリへの影響が案じられる中
肝臓の炎症からくる高熱による痛みと闘い
肝臓の膿を出すための挿管部の痛みと闘い・・・
我慢強く、父らしく、容体ままならないながらも望むように生ききりました
最後の日まで覚醒の波はありながらも意識はありました
自ら話せないながらもこちらの言うことは理解でき
時によって頷き返してくれることが家族にとっての救いでした
面白いこともたくさんあったのです
笑い混じりの付き添いでした
こうすればよかったと反省することがないわけではないですが
最期までいろんなことを教え気づかせてくれたことへの感謝の方が勝ります
どうしたってまだまだな自分
引き続き精進するほかなし
また綴りたいと思います