2015年2月4日水曜日

ドリアン助川『あん』


ドリアン先生、やってくれます
一気に読みました
外出予定を済ませた後でよかった
後半泣かされっぱなし




友だちが、これを読んで私を思い出したという

店主だからか
桜だからか
親しんでくれる若い女の子たちか
あんこか
お酒か (私は溺れないけど(。-_-)
我が子のごとく見守ってくれる人の存在か
はたまた・・・

彼女の意図するところはわからない
彼女は私の気付かなかったことや、はじめの頃からのことを
覚えていてくれるひと


私は私が出会ったたくさんのひとたちと
そのひとたちが紡いでくれた物語を
なつかしく
いとおしく

自分はどれだけ耳を傾けることができただろうか
どれだけ声なき声を「聞く」ことができただろうかと
振り返りながら

あの春の桜の景色を

思い出しています


まためぐってくる日ももう遠くない
立春



久しぶりにあんこを作りたくなって
前より丁寧をこころがけて
粒が残るくらいにさらりと
甘さを控えめに仕上げたのは
あんというよりゆで小豆の風貌だけれど
いずれにしてもいとおしく
いとおいしい