2015年9月14日月曜日

8月29日

郡山から会津盆地、そして越後平野は下越から中越へ

毎度、日本列島を横断しながら山や田畑の彩りの違いを愛で
季節の進捗や天候の違いに感心しながら走る

道中、せつなさが先立つことも多いけれど
ふるさとの山や青空はやはり格別


この日は小雨だった福島県から新潟に抜けたとたんに太陽が眩しくて
郡山はすっかり肌寒くなっていたけれど、世間にはちゃんと残暑があったのかと
持って来た着替えがすっかり秋仕様であることを後悔した

福島県側より一足先に稲穂は随分と頭を垂れ
稲刈り準備も始まっていた

このところ郡山はずっと曇天の雨模様だったので太陽も青空も久しぶり
翌日はまた随分な土砂降りになったから
お帰りサービスだったかな


庭もまだ夏の名残り


たくさん成る花桃の実は
完熟しないうちに落ちるので食用に向かないのだとか


父、何回目かの外泊

声は相変わらず小さいので、離れたところに居る者を呼びたい時は
リンリンと熊鈴を鳴らす

ハイハイと駆けつける者、執事よろしく

庭に出る体力はまだ無いので
椅子に座ってできる懸案の書類整理などに手を貸す

食事はリクエストにこたえて、
医師からたくさん摂るよう言われている「良質のたんぱく質」を心掛けつつ
病院では出ないという冷やし中華やパスタや刺身など

食量は極めて少ないものの
同じ食卓で同じものを食べることのできる素晴らしさ

多方面に結構ながんばりを見せた後には
またちょっと熱など出すものの
本人にも家族にもうれしい手応えを
積み重ねる


郡山に戻る前にはいい具合に茂ったバジルを収穫
この夏2回目のバジルソースとなる

私以外はほとんど活用しないと思われるのに
父は毎夏バジルの種を蒔き育てる不思議

これは時折帰る私のためだったのか?と
今更ながら思い至る、が

もしくは、使わずとも庭に育っているのがいいのか?
家族でも謎なことはいっぱいある