2015年3月26日木曜日

「はじまりの美術館」

猪苗代湖へ行った折
オヤジカフェで企画展のチラシを見つけたので行ってみました


厳しい冬の中でこそ意識されること、うみだされるもの
非日常の中で既存の価値感が見直されること・・・

新潟を想いながら東北を知りたい・・・
そんな今の想いにヒントをもらえそうな期待感とともに

「ほくほく東北」展


外も中も素敵です

築120年を生きてきた蔵の
長ーい梁も活かされています

館内・作品ともに撮影オッケーとのことで


し ろ く ま !


やっぱり触れてみたいよね( ´艸`)
作品本体は勿論「禁・触」ですが
傍らにこんなサンプルが置かれているところがうれし


床も随所、素敵

展示室には靴をぬいであがるのですが
伝わってくる凸凹感がたのしくて
足裏まで感覚を目覚めさせられる


だいぶ見入ってしまったドローイング


下の立体(ブルーシート製のバーキンのバッグ)も同じ作者


ブランド品よりブルーシートやダンボールこそが必要だった震災体験
に着想を得ているというものの
それを揶揄するための作品ではなく
かけ離れた日常や次元が、出会い、つながるための対話がそこにある
(その現れとしてのバーキンのサイン)
ということなのだろうと思ってしびれる


アーリュ・ブリュット的作品にも圧倒された


ひたすらに 好きなんだろうな~~ って・・・


横、縦、くるっ  が


どれひとつとして同じにはならない
繰り返しの美


 止まらない衝動が足跡になる


日々、屋外で製作されているという作品はスライド写真で見せてもらえた






暗室の中に鑑賞者用に置かれていた椅子が
素晴らしくちょうどよくて


小さいのにガタつくことなく安定


展示室への上がり口では
きゅっとつながった状態でベンチになっていた

いくつにでもばらすことができ
狭いスペースでもかなりのお席がつくれるすぐれもの

2011年創業の(株)石巻工房 さんのお品

相当カッコイイ


大満足でした☆☆☆