2016年4月23日土曜日

誰宛てなのか迷走

例によって
言葉を失い気味に過ごしておりましたが

裏を返せばやはり例のごとく
モヤモヤいっぱい、わからないことがいっぱい

こんがらがっているのをほどいたら・・・

長文になりました(T_T)
お付き合いくださる方、ありがとうです(*ノωノ) むぎゅー



甚大な被害にあわれた方々には掛ける言葉もなく
ただ胸を詰まらせながら、わずかばかりのできることをするほかないと思うのですが

有難くも変わらぬ日常をいただいている者にできることのひとつに
熊本の被災地情報以外にも目を見張っておくこと、があるような。。。

この混乱に紛れて
なにか気になることが進行していないかな?




徐々に震災以外のニュースも流れるようになり

国会の審議に気になる話題があったり
そちらに明るくないので情報を後追いするのでやっとですが

耳を疑うような福島の汚染水及び汚染土処理に関する話題があったりする中


喫緊の最大の関心事は稼働中の九州電力・川内原発


このたび情報が出るの、とても遅かったです

地震直後数日間のテレビはほぼ熊本の震災情報オンリー
(それを過剰・無用と言っているわけでは決してないです

余震の拡大で大分・福岡の被災状況もほんの少々映されましたが

ところで鹿児島は??? 

鹿児島県内のレポートは一度も見てないような
なんなら鹿児島県はほとんど揺れてない、
くらいの感じでしか目に入ってこなかったような。。。 

最大の被災地に報道が集中するのは今に始まったことではないけれど

こと原発に関しては、報道規制があるのか?
と思うしかない状態


NHKでは籾井会長が
「住民の不安をいたずらにかきたてないよう、公式発表をベースに」と指示したと
◆毎日新聞 4月23日 
http://mainichi.jp/articles/20160423/k00/00m/040/126000c

(追記)
「原発報道に識者見解、不安をかきたてる」 とも
◆朝日新聞 4月27日
http://www.asahi.com/articles/ASJ4V62ZQJ4VUCLV00S.html?ref=nmail

もう「報道」ではないね
「広報」と呼ばれてもやむをえない

忠実ですね(-_-) と思いつつ、福島第一原発事故の際に
政府がパニックを恐れて最も重要な情報を出さなかったことを思い出します

だからワタシ、有事における「公式発表」への信頼はありません
5年前と政権は変わりましたが特定秘密保護法という武器を手にしたとあればますます

政府の方針と姿勢を見るには役立ちます




この小さな国で
福島のような原発事故を二度と起こしてはならない、と日々思うにつけ
九州電力はじめ関係機関には最大限の慎重さを求めたいのだけれど

最寄りであれだけの「想定外」の地震が起きたというのに

「川内原発で想定外の事故が起きるとは判断していない」
                   by 原子力規制委員会・田中俊一委員長

って。。。 なんでそんなに尊大なんだろう


福島第一原発で最後の砦となったという「免震重要棟」も無く
 (東京電力の福島第一原発にこれを作るよう要請したのは新潟県の泉田知事
 (震災のわずか8か月前に完成したというから大いなる幸い

実効性ある避難計画も無く

あるのはただ人知の及ぶ範囲で作った「基準」だけなのに

備えても備えても、それでも起こりうる万が一、への備えをすることが
国民の生命と財産を守る上で最大の任務だと思うのだけれど

丸川原子力防災担当相はその責務を規制委員会の判断を盾に放棄した形だけど

田中委員長は常々「予防的に原発を止めるかどうかは政治的判断」
という立場


自分が被災するわけじゃないと思っているから?
また「予見できない想定外」でしたと言えば責任は問われないと思っているから?




即時停止することを求める市民団体の署名活動や文化人たちの申し入れのニュースや
◆東京新聞 4月17日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/CK2016041702000107.html

稼働停止しないことへの批判が論じられだした中、
止めないのではなく、もしや止められないのではないか?
という推論まであって、ぞっとしますが


鹿児島の人たちはどう思っているのかな・・・

恩恵を受けている方々には言えないこと、言いにくいことはあると思うけれど・・・

現地では大きな反対も混乱もないような体で伝わってきておりますが
本当にそうなのかな?

と思って検索すればようやくこういう報道を目にしたり

◆ニュースサイト HUNTER
http://hunter-investigate.jp/news/2016/04/post-864.html




川内原発の事故を予防し不安を取り除くことは、
熊本・大分の支援・復興にとっても重要であると
政府には考え直してほしいです

万が一事故が起これば・・・

避難できない住民が被害をこうむるだけでなく
現地支援者も、「買って応援」も、激減してしまうよ

助けたいのに助けに行けない無念な事態、
壊れてもいないのに帰れない家が、また、できてしまうよ。。。


無用に脅しているわけでなく。。。  

そもそもこんなことを言うような立場でもないし

誰に言っているのかわからなくなったけれど。。。 (/_;) 


どれだけ補償をもらっても、ふるさとは元には戻らない
(そもそも大半の人には生活再建に足りる補償などない

近隣都市部であれば避難するどころか被災者を迎え入れ
経済活動の継続と引き換えに低線量被ばくが身近な暮らしに甘んじなければならない
というのは、暮らしてみて痛感したこと

それでもみんながんばっているのも確かなこと
明るく、前向きに、あきらめず、投げ出さず、知恵と努力で復興してこられた

その陰に、たくさんの失ったもの、台無しになった人生がある

被災は、まだ全然終わってない


これが新潟・刈羽原発だったら、と常々考えます
我が長岡市・見附市が福島市・郡山市のようなことになる事態もありうると


鹿児島へも、全力で関心を向けたいです
こうして知人に宛てて話題にすることくらいしかできないとしても

報道の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします




うっかり地面の写真ばかりになりそうでした

決してうつむきがちに歩いているわけではなく^ー^:
基本、空を眺めがちなので、真昼の月を見つけるの大得意

でも桜の頃は、天も地も、水面も風そよぐ野原も
みんなうつくしいのだもの

足元も見落とさないように
大忙し


次回こそは今年の花見の報告を
山行きました!花見しました!元気です!