毎年日よけに育てているゴーヤの種蒔きを仰せつかった
次に帰った時には
よく育ったものを残して間引いてくれと
梅雨の頃、だいぶ延びた苗を頼まれた数より1本2本、多く残したら
一緒に蒔いたふうせんかずらや朝顔と相まって
どのプランターもぎっしりになってしまったのを
依頼人が帰って見たらなんと言うだろう
夏が来て炎天下
未だ守り人不在の庭は
水不足にヨワルものと、深く根を張り動じないものと
引っこ抜かれる難を逃れて勢いを増すものと
蒔いてないのに延びるかぼちゃ
帰るたびに
生命力のドラマが土から離れて暮らす私を驚かせる