2015年7月26日日曜日

郡山の空

時どき
郡山にいることが不思議に思える


決してネガティブな意味ではなく

今どこにいるんだっけ?
ああ、郡山だった・・・ と確認するような

人生はわからないものだなぁ・・・ と
少し離れたところから眺めているような感じで


朝に昼に
野鳥の声が美しい今の住まい

ようやく落ち着いてきたかと思いきや
にわかに新潟と行ったり来たりすることとなり

馴染みかけたものがまた新鮮なものに戻っていくような

実家には幾日かまとめて帰る分
上越や下越に住んでいた時よりも日数多くゆっくり滞在していることが
可笑しく思えたり

それが旅行鞄に入るだけの限られた衣類を洗いながら着回す
非日常の旅の中にあることも可笑しく思えたり

再び郡山に戻る時はまた、旅行のようでありながら
相方の待つ家が、自分にとってはどこにあろうと帰るべきホームであると

幾日かの不在で街への馴染み感が幾分薄れても
坂の向こうに我が家が見えれば帰り着けたと嬉しくて

ドアの向こうにはまた格別の郷愁を感じるという

なんとも不思議な感覚



こうして私はきっとどこのひとにもなれない

ということも今はネガティブには思わない

どこのひとでもないみたいな人生

至極光栄に頂戴し
ただただ堪能させていただくほかなし(。-_-。)